2026.09.02

【社労士解説】老齢年金の「繰下げ待機中」に夫が死亡。増えるはずだった年金はどうなる?遺族が絶対に知っておくべき“未支給年金”の請求実務|一般社団法人クレア人財育英協会

一般社団法人クレア人財育英協会は、老齢年金の「繰下げ受給」の待機期間中に本人が死亡してしまった場合に、遺族が直面する年金額の誤解と、救済措置である「未支給年金」の請求実務を解説する最新動画を公開いたしました。また、手続き漏れを防ぐための【遺族向け・未支給年金請求チェックリスト】の無料提供を開始しました。

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1. 繰下げ増額分は遺族厚生年金には反映されない

老齢年金は、受給開始を最長75歳まで遅らせることで、受給額を大幅に増やすことができます(例:70歳まで繰下げれば原則42%増額)。しかし、この待機中に夫が亡くなった場合、残された妻は「夫が我慢して増やした分、遺族年金も増額されるはずだ」と期待しがちです。しかし、夫が繰下げで増やす予定だった分は、原則として遺族厚生年金には一切反映されません。

2. 遺族を救済する「未支給年金」の請求

増額分が引き継がれず「払い損」のように感じられますが、諦めるのは早計です。遺族は、夫が本来65歳から受け取ることができたはずの老齢年金(過去分)について、「未支給年金」として一括で請求できる可能性があります。

3. 繰下げ受給と死亡に関するよくある疑問と回答

Q. 繰下げ待機中に死亡した場合、「遺族厚生年金」と「未支給年金」の両方を受け取ることはできるのですか?

A. はい、受給要件を満たす遺族であれば、両方を受け取る手続きが可能です。
未支給年金はあくまで「亡くなった本人が生前に受け取る権利があった過去の年金」の未払い分としての性質を持ち、遺族厚生年金は「残された遺族の生活保障」としての性質を持つため、目的が異なります。必ず年金事務所で両方の請求漏れがないか確認してください。

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