2026.08.21
【社労士解説】「正当なクレーム」が「カスハラ」に豹変する瞬間。悪質要求への正しい切り替え基準と境界線判定シートを公開|一般社団法人クレア人財育英協会
一般社団法人クレア人財育英協会は、令和8年10月のカスハラ対策義務化に向け、現場の従業員が最も判断に迷う「正当なクレーム」と「カスハラ」の境界線と、対応を切り替えるべき具体的な基準を解説する最新動画を公開いたしました。また、現場で即座に判断できる【カスハラ境界線判定シート】の無料提供を開始しました。
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1. 「お客様は神様」の呪縛から従業員を解放する
商品に不具合があった場合、お客様が説明や謝罪、返金・交換を求めることは正当なクレームです。しかし、現場で最も危険なのは「最初は正当なクレームだったものが、途中からカスハラに変わってしまう」ケースです。お店側が交換や返金を提案しているにもかかわらず、「土下座しろ!」「慰謝料を100万円払え!」と要求がエスカレートした場合、それはもはや正当なクレームではありません。
2. カスハラに該当するかの具体的な判断基準
クレームの「原因(きっかけ)」だけでなく、以下の要素を総合的に見て判断し、対応を切り替える必要があります。
- ・要求の内容:商品やサービスの不備とは釣り合わない過大な補償、不当な謝罪(土下座等)の要求。
- ・伝え方と時間:大声や暴言による威圧、従業員の人格否定、「SNSに拡散するぞ」という脅し、長時間の拘束。
3. カスハラの境界線に関するよくある疑問と回答
Q. 自社のミスが原因で顧客が激怒している場合でも、カスハラとして対応を打ち切って問題ないですか?
A. はい。ミスに対する誠実な対応(返金・交換等)を提示したにもかかわらず、限度を超えた暴言や要求が続く場合は対応を打ち切るべきです。
企業の過失と、顧客の不法行為(カスハラ)は切り離して考える必要があります。「ミスをしたから何を言われても我慢しなければならない」という誤った認識は、従業員を精神的に追い詰める原因となります。
