2025.10.25

小学校校長がパワハラで戒告処分──休日の長時間叱責や威圧的指示、島根県教委が発表

【出典】BSS山陰放送(2025年10月24日配信)
小学校校長がパワハラ 休日に電話で1時間以上にわたり教員を叱責…不機嫌な態度をとったり、大声で激怒…「お前行ってこい、ちょっと行ってこい」といった威圧的な指示 戒告の懲戒処分


島根の小学校校長がパワハラ、県教委が戒告処分を発表

島根県教育委員会は24日、小学校校長によるパワハラが確認されたとして、この校長(50代)を戒告の懲戒処分にしたと発表しました。
校長は2020年から2021年にかけて、同じ小学校の複数の教員に対し、「お前行ってこい」「ちょっと行ってこい」といった威圧的な指示を繰り返し、休日には1時間以上電話で叱責するなど、計5件のパワハラ行為を行っていたとされています。


不機嫌な態度や大声での叱責、複数教員が被害訴え

調査のきっかけは、昨年11月に元同僚の教員が県教委へ相談したことでした。
校長は職員に対し、不機嫌な態度や大声での激怒を繰り返しており、複数の教員が精神的な負担を訴えていました。
校長は「大変申し訳なかった。今後は二度とないようにする」と反省の言葉を述べています。


教育現場で続く「指導とパワハラ」の境界線

学校現場では、立場の強い管理職による過度な叱責や命令がパワハラと認定される事例が増えています。
背景には、長時間労働や閉鎖的な組織文化があり、「教育のため」という名目で指導と暴力的言動の線引きが曖昧になりがちです。
県教委は今後、再発防止に向けて管理職研修の強化を検討するとしています。


雇用クリーンプランナー(KCP)の視点──「指導」を盾にした暴力をなくすために

今回の問題は、教育現場に根強く残る上下関係の固定化と「成果のためなら厳しさも必要」という誤解に起因しています。
KCPは、職場文化の改善には次の三点が不可欠だと考えます。

① 指導とパワハラの線引きを明文化

「叱責」「命令」「注意」などの言動の定義を明確にし、言葉の基準を全職員で共有します。

② 校長・管理職向けハラスメント研修

立場の影響力を自覚し、心理的安全性を高めるリーダーシップ教育を導入します。

③ 通報・相談ルートの複線化

教育委員会内だけでなく、外部機関への匿名通報を可能にし、教員が声を上げやすい環境を整えます。


教育の「厳しさ」を再定義する時

「子どものため」という言葉が、職員を追い詰める理由になってはいけません。
真の教育とは、怒りでなく信頼で動く関係を築くことです。
KCPは今後も、教育現場を含む全ての組織で安全・尊重・対話を軸にした職場づくりを支援していきます。

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