2026.05.09

ポケモンカードゲームがハラスメント行為に警告。イベント退場やアカウント停止もあり得る「お願い」の中身|一般社団法人クレア人財育英協会

【出典】ポケモンカードゲームからのお願い


ポケモンカードゲーム公式が「お願い」を公表 イベント会場やSNSでのハラスメント行為に言及

ポケモンカードゲーム公式ホームページは、2026年5月8日付で「ポケモンカードゲームからのお願い」を掲載しました。文書では、イベント会場やSNSなどにおいて、一部で誹謗中傷、脅迫、加害、業務妨害などのハラスメント行為を確認しているとしています。


対象はプレイヤーだけではない 家族、公認ジャッジ、番組出演者を含む「関わるすべての人」

文書では、プレイヤー本人だけでなく、プレイヤーの家族、公認ジャッジ、番組出演者を含む、ポケモンカードゲームに関わるすべての人が楽しめるイベントを目指していると説明しています。だから問題は、一部の迷惑行為では終わりません。運営や関係者が安心して関われるかどうかという、イベントそのものの土台に関わる話です。


控えるよう求めたのは、暴言だけではなく個人情報行為や悪意ある発信まで

公式が具体的に控えるよう求めたのは、言葉や態度による従業員や関係者への攻撃的行為、人格や尊厳を傷つける言動や差別的発言、社会通念を逸脱した不合理な要求、個人情報に関わる不適切な行為、身体や設備に危害を加える行為、悪意のある情報発信、そして円滑なサービス提供を阻害する行為や他の来場者への迷惑行為です。


今後の対応 イベント会場からの退場やアカウント停止もあり得る

公式は、こうした行為があったと判断した場合、株式会社ポケモンの「カスタマーハラスメントポリシー」の対応方針に基づき、イベント会場からの退場やアカウントの停止措置などを行う場合があると明記しています。つまり、注意喚起だけで終わらず、参加資格や利用環境そのものに制限をかける運用まで視野に入れているということです。


論点 作品への熱量と、関係者への攻撃を混同した時点で線を越えます

カードゲームのイベントは、勝敗や人気、配信、SNSを通じて熱量が高くなりやすい場です。ですが、その熱量が関係者への誹謗中傷や脅迫、悪意ある発信に変わった時、それはファン活動ではなく、イベントを支える人間を標的にした加害です。今回の「お願い」は、その線を公式が明確に引いた文書だと読むべきです。


雇用クリーンプランナー(KCP)の視点 イベント運営は「楽しさ」より先に、止める権限を持たなければなりません

この件の核心は、マナー向上をお願いしたことではありません。運営側が、イベント会場やSNS上の攻撃を「人気コンテンツだから仕方ない」で流さず、止めると明言したことです。ここも運用で決まります。

次の一手は3つです。
①初動:会場でもSNSでも、誹謗中傷、脅迫、個人情報に関わる行為が出た時点で、発言内容、日時、アカウント、現場状況を記録し、運営と法務がすぐ動けるようにします。
②通報設計:従業員、ジャッジ、出演者など関係者が安心して相談できる窓口を整え、不利益取扱いを防ぐ必要があります。黙って我慢する前提では現場は守れません。
③再発防止:掲示や告知だけで終わらせず、退場、停止、法的対応まで含めた判断基準を共有し、参加者にも一貫して示すことが必要です。


結語 イベントの自由を守るには、まず関わる人の尊厳に線を引くことが必要です

多くの人が集まる場では、熱気と境界の緩みが一緒に起きやすいです。だからこそ、何が許されず、どこで止めるのかを、運営側が先に言葉にしなければなりません。

判断軸は単純です。その行為がゲームを楽しむためのものなのか、それとも関係者や他の参加者を傷つけるものなのかです。今回の文書は、ポケモンカードゲームが守りたいのはルールだけではなく、安心して関われる場そのものだと示しています。

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