2026.03.13
日出町がパワハラで減給処分。課長補佐級職員の威圧発言、多忙が免罪符になる職場|一般社団法人クレア人財育英協会
【出典】日出町の40代男性職員パワハラで減給の処分 部下に威圧的な発言など「業務が多忙でやってしまった」大分
日出町がパワハラで減給処分 課長補佐級の40代職員
大分県日出町は、40代の男性職員をパワーハラスメントで懲戒処分にしたと報じられています。
処分は2026年3月11日付です。減給10分の1、1か月の懲戒処分を受けたのは、課長補佐級の職員とされています。
部下への威圧的発言 およそ2年前の職場での行為
町によると、この職員はおよそ2年前、職場で部下に対し、業務内容について厳しく問いただしたり、威圧的な発言をしたりしたとされています。
問題は、指導の強さではなく、相手が萎縮する形で行われたことです。業務の話でも、言い方と関係性で職場は壊れます。
内部通報で発覚 町はパワハラと認定
この事案は内部通報で発覚したとされています。
町は、職員の行為をパワハラと認定しました。その上で、部下に大きな精神的苦痛を与え、職場環境を著しく害したとして処分を行ったとされています。
本人は「業務が多忙でやってしまった」と説明
処分を受けた職員は、「業務が多忙でやってしまった」と話していると報じられています。
ただ、多忙は背景にはなっても、免罪符にはなりません。忙しい時ほど、組織の地金は言葉に出ます。
2025年12月にも別の職員2人を処分 再発防止が継続課題
日出町では2025年12月にも、セクハラなどのハラスメント行為で別の職員2人が懲戒処分を受けていたとされています。
町は、引き続き研修を実施し、再発防止に努めるとコメントしたと報じられています。個別処分が続くなら、個人の問題で片づける段階は過ぎています。
雇用クリーンプランナー(KCP)の視点 多忙な職場ほど初動を仕組みにする
「忙しかった」は、ハラスメントが起きやすい職場の説明にはなっても、許される理由にはなりません。処分だけでは戻らず、ここも運用で決まります。
次の一手は3つです。
①初動:威圧的な発言や厳しい問いただしがあった時点で、面談メモを残し、必要に応じて記録・録音も含めて事実を固定します。曖昧なまま流さず、管理職に即時エスカレーションします。
②通報設計:相談窓口と内部通報を使える状態にし、不利益取扱い禁止を明文化します。忙しい部署ほど、声を上げた側が不利にならない仕組みが要ります。
③再発防止:事例共有と管理職研修を回し、心理的安全性と安全配慮義務を日常運用に落とします。繁忙時のマネジメントを点検し、負荷が特定の人に集中していないかも見直します。
結語 「忙しいから荒くなる」を放置した職場から壊れる
ハラスメントは、性格の問題だけで起きるのではありません。忙しさを理由に、荒い言葉や威圧を許す空気がある時に定着します。
判断軸は単純です。多忙な時ほど、相手を萎縮させない運用があるかどうか。忙しさを言い訳にした瞬間、組織は同じ壊れ方を繰り返します。
