2025.10.19
「上司の言い方」が離職を左右──Z世代の7割が「伝え方が改善されていれば辞めなかった」と回答
【出典】AERA dot.(2025年10月17日配信)
【許せなかった”上司の言い方”ランキング10】若手の7割が「上司の言い方」が改善されていれば、退職・転職を思いとどまった!?
若手社員の7割が「上司の言い方で離職を決断」
Z世代の若手社員の70.6%が「上司の言い方や伝え方が改善されていれば、退職・転職を思いとどまった可能性がある」と回答――。
ペンマークとアルバトロスが実施した「Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査」で、上司の“言葉”が離職の最大要因であることが明らかになりました。給与や待遇よりも、上司の「言い方」や「態度」が職場満足度に直結する時代。Z世代は、働く環境の“心理的安全性”を何より重視しています。
「許せなかった上司の言い方」ランキングに見る職場のすれ違い
記事ではSNS投稿や現場の声をもとに、「若手が許せなかった上司の言い方」をランキング化。
代表的なフレーズには以下のようなものが挙げられています。
「常識的に考えてわかるでしょ」
「前も言ったよね、何度言わせるんだよ」
「今辞めたら逃げだ」
「みんなそうだよ」
「今の若い子は〇〇だから」
これらは叱責や説教というよりも、「人格や価値観を否定された」と受け止められ、自己効力感の低下を招いています。一方でZ世代は、「仕事の相談がしやすく、感情に寄り添ってくれる上司」を理想とし、フラットで公平な関係を求めているのが特徴です。
雇用クリーンプランナーの視点──“言葉の労務管理”を組織文化に
雇用クリーンプランナー(KCP)の観点では、この調査結果は「コミュニケーションの質」こそが離職防止の鍵であることを示しています。
・パワハラやマイクロアグレッション(無意識の攻撃的言動)を防ぐ「言葉の教育」を導入する
・上司研修で「叱る」「伝える」「共感する」を分けて指導する
・報連相よりも前に、「相談しやすい心理的安全性」を設計する
KCPは、職場ハラスメント対策を“制度対応”から“日常会話のマネジメント”へと拡張することを提案しています。
離職防止とは給与改善ではなく、信頼を守る言葉の使い方改革なのです。
まとめ──「言い方ひとつで人は辞める」時代に
今の若手が求めているのは「完璧な上司」ではなく、「一緒に考えてくれる上司」。
厳しさよりも理解される安心感が、組織への定着を生みます。
言葉の温度が、離職率を左右する時代。
“働きやすさ”は制度よりも、「上司の言葉」から始まっています。
