2025.10.24
警察幹部の不祥事相次ぐ──福岡県警で警視が2千人超を盗撮、停職3カ月処分
【出典】朝日新聞(2025年10月23日配信)
警視が2千人超を盗撮か、福岡県警が停職処分に 幹部の不祥事相次ぐ
警視が2千人超を盗撮、福岡県警が停職処分に
福岡県警の幹部による不祥事が相次いでいます。
県警は23日、女性を盗撮したとして、捜査1課の男性警視(51)を県迷惑行為防止条例違反の疑いで書類送検し、停職3カ月の懲戒処分にしました。
警視は同日付で辞職。スマートフォンには女性2千人以上を撮影した画像3,800点、動画100点が保管されていたといいます。
撮影対象は主に女性の全身や臀部で、性的欲求を満たすためだったと供述。
県警は実名を公表していませんが、関係者によると田中浩司警視とみられます。
幹部の不祥事が続発、刑事部長・課長もセクハラで処分
県警では9月にも刑事部長がセクハラ発言で本部長注意を受け辞職。
さらに人身安全対策課長の男性警視も、職員への不適切言動で戒告処分を受けています。
今回の盗撮事件を含め、わずか1か月余りで3人の幹部が処分される異常事態となりました。
警視は性犯罪捜査を担当した特捜班長や検視官室の室長を歴任しており、内部からも「信頼を根底から揺るがす行為」との声が上がっています。
組織統制の欠如と「沈黙の文化」
福岡県警では立場の高い幹部による不祥事が続く中、監察体制の機能不全が指摘されています。
倫理意識や心理的安全性が欠けると、通報や相談が遅れ、被害の連鎖を生みます。
「信頼を守る側の組織」である警察にとって、透明性と内部統制の欠如は一層深刻です。
雇用クリーンプランナー(KCP)の視点──沈黙を破る仕組みを
今回の事件は、個人の逸脱ではなく沈黙の制度化が根底にあります。
不祥事を恐れて隠す組織ではなく、「報告できる勇気を支える構造」が求められます。
雇用クリーンプランナー(KCP)は再発防止に向け、以下の3つを提言します。
① 通報ルートの独立化
外部第三者による相談・通報窓口を常設し、上司を経由せず安全に報告できる体制を整えます。
② 倫理・権力教育の義務化
幹部職員を対象に、性や権力構造の理解を深める倫理研修を制度化します。
③ 第三者監察の定期化
不祥事後だけでなく、年次で外部監察を行い、信頼の統制文化を根づかせます。
「信頼を管理できる組織」へ
警察にとって最大の資本は信頼です。
その信頼は、厳罰ではなく日常の誠実な仕組みによって支えられます。
KCPは、官民を問わず、沈黙を打破し、倫理と透明性のある職場づくりを支援していきます。
