2025.10.03

南あわじ市がカスハラ対策で職員名札を変更──フルネームを廃止し名字のみ表記、SNSトラブル防止へ

【出典】読売新聞(2025年10月2日配信)
来庁者が大声で職員を責める事態など相次ぎ、市職員名札を変更…SNSトラブルも懸念・カスハラ対策

南あわじ市が導入した新しいカスハラ対策

兵庫県南あわじ市は10月1日、職員が使用する名札を全面的に変更しました。これまでフルネームで記載していた名札を廃止し、平仮名とローマ字で名字のみを表示するデザインに統一。これは来庁者からの大声での叱責や理不尽な要求など、職員を苦しめるカスタマーハラスメント(カスハラ)対策の一環です。市によると、市民対応の現場では来庁者による迷惑行為が相次ぎ、職員が個人名を特定されることでSNS上に悪質な書き込みをされるなどのトラブルに発展するリスクが高まっていました。こうした背景から、職員の安全とプライバシー保護を目的とした名札の表記変更に踏み切りました。

新デザイン名札の特徴と対象職員

新しい名札は市の全職員約1000人が対象。表記は名字のみ、平仮名とローマ字を併記、ユニバーサルデザインフォントを採用し、子どもや高齢者、外国人にも読みやすい仕様として、また、希望する職員は従来のフルネーム名札を引き続き使うことも可能としています。

市の狙いと今後の取り組み

市総務課は「職員のプライバシーを守り、安心して働ける職場づくりを進めることが狙い」と説明。今回の名札変更は全国的に広がるカスハラ対策の流れの一環であり、職員の心身を守り、市民サービスの質を維持するための取り組みとして注目されています。

まとめ──カスハラ防止に向けた新たな一歩

南あわじ市の名札変更は、罵声やSNSでの攻撃といったカスタマーハラスメントから職員を守る実効的な施策です。「従業員を守る仕組みづくり」と「利用者対応の安心感」を両立するカスハラ防止策は、今後ほかの自治体や企業にも広がる可能性があります。

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