2025.09.21
万博入場券は払い戻しなし──予約満杯で未使用券140万枚超の恐れ
【出典】読売新聞オンライン(2025年9月20日配信)
万博入場券は払い戻しなし、閉幕まで予約満杯…未使用券は140万枚超えか
全日程「満員」、アクセス殺到
大阪・関西万博は、10月13日の閉幕まで全ての来場予約枠が埋まりました。一般来場者数は18日時点で速報値2000万人を突破。SNS上には「徹夜しても予約が取れない」という投稿が相次ぎ、実際にサイトでは長時間の順番待ちが常態化しています。混雑による安全確保を理由に、万博協会は大幅な予約枠拡大は行わない方針を示しました。
払い戻し不可と未使用券問題
万博協会は「入場券の払い戻しはしない」と明言しています。購入済みの2143万枚に対し、18日時点での来場者数は2003万人。単純計算で少なくとも140万枚が未使用のまま残る恐れがあります。2005年の愛知万博では未使用券が約99万枚でしたが、今回はそれを大きく上回る可能性があります。協会幹部は「抜本的な解決は難しい」と述べ、対応に苦慮しています。
チケット制度の限界
今回の万博は「並ばない万博」を掲げ、来場予約制を導入しました。しかし、輸送能力の制約と人気の高さから、制度そのものが「行けない人」を生む構造になっています。8月以降はチケット購入時に来場日時の予約が必須化されましたが、すでに「買ったのに使えない」という不満が噴出しています。
雇用クリーンプランナーの視点から
これは万博という特別なイベントに限らず、あらゆる組織に共通する課題を示しています。
・利用者の安全と公平性を守るための「制度設計」
・リスクを前提にした「期待値の調整」
・現場で働く人の負担や苦情対応にどう備えるか
雇用クリーンプランナー(KCP)の視点でいえば、顧客対応における「過剰期待のコントロール」が重要です。制度が利用者と従業員の双方に過度なストレスを生むとき、組織は信頼を損なうリスクを抱えます。
まとめ──「夢の舞台」と「現実の矛盾」
大阪・関西万博は2000万人超の熱気を集める一方で、「未使用チケット」という不満の山を残しかねません。夢洲のパビリオンに殺到する人々の熱狂と、「行けない」という声の落差。その矛盾は、制度設計と現場対応をどう両立させるかという、あらゆる職場や社会に通じる問いを突きつけています。
