2025.09.30
墨田区議がセクハラで出席停止勧告──女性区議が被害訴え、調査委が認定
【出典】朝日新聞(2025年9月30日配信)
自民党の墨田区議をセクハラで処分へ 女性区議が被害、調査委が認定
調査委がセクハラ行為を認定
東京都墨田区議会の議員政治倫理調査特別委員会は、自民党会派に所属する男性区議が女性区議に対してセクハラを行ったと認定しました。勧告内容は「5日間の出席停止」で、30日の区議会本会議で審査結果が報告される予定です。
被害の詳細と区議の主張
被害を訴えた女性区議によれば、2021年以降、タクシー車内で胸を触られる、下着の色を指摘されるといった被害が続いていたといいます。男性区議は「積極的に行った記憶はない」と否定していましたが、調査委は24年5月からの1年間に複数回の身体的接触や服装に関する発言を確認。24年5月以前にも複数回の行為が「推認される」と結論づけました。
被害者の苦しみと社会的責任
女性区議はセクハラ被害後、フラッシュバックや不眠、嘔吐など深刻な精神的苦痛に苦しんでいると訴えています。議会という公的機関での行為である以上、被害は個人の問題にとどまらず、議会の信頼そのものを揺るがすものです。
雇用クリーンプランナーの視点から
今回の事案は、政治の場でもハラスメント防止が制度的に求められることを示しています。
・「記憶にない」との否認は被害者をさらに傷つける二次加害になりうる
・調査委員会による検証と勧告は、組織が信頼を守る最低限の対応
・再発防止には、議会全体での研修や相談体制の整備が不可欠
権力関係を背景にした沈黙の強制を許さない仕組みが、政治や組織の信頼を守る鍵となります。
まとめ──「議会の品位」を守るために
墨田区議会のセクハラ認定は、政治倫理の根幹に関わる問題です。議員という立場にある者の行為は、市民社会に対して「何が許されるのか」の基準を示します。あなたの職場でも、「記憶にない」という言葉で問題が片付けられていないでしょうか。説明責任と再発防止の仕組みこそが、組織の信頼を支えるのです。
