2025.11.06

仙台育英サッカー部が「いじめ重大事態」で活動休止──全国大会出場も白紙に、学校が謝罪と全校調査へ

【出典】スポーツニッポン(2025年11月6日配信)
仙台育英「いじめ重大事態」で活動休止…全国高校サッカー選手権辞退も


強豪・仙台育英サッカー部でいじめ被害、活動を一時休止

全国高校サッカー選手権宮城県大会を制した仙台育英高校男子サッカー部で、部員によるいじめ重大事態が発覚しました。
同校によると、3年生の部員が複数の部員から不適切な言動を受けていたと訴え、学校はいじめ防止対策推進法に基づき調査を開始。
11月3日以降、部活動を無期限休止としています。


被害訴えは昨年から、相談環境の不足を学校が認め謝罪

被害を訴えた生徒は1年時から精神的苦痛を受けており、2024年5月に学校へ相談。
今年10月に本人の了承を得て調査が始まりましたが、加害者を特定するには至っていません。
学校は「相談できる環境を十分に提供できなかった」として謝罪し、全運動部・文化部を対象に再発防止のための全校調査を行うと発表しました。


全国大会出場も判断保留、学校の信頼が問われる

仙台育英は今月2日に宮城県大会で優勝し、2年ぶり38回目の全国出場を決めたばかりでした。
しかし、いじめの調査結果によっては、全国大会出場辞退の可能性もあります。
学校は「生徒と家族の心の安寧に向けて対応を続け、信頼回復に努める」とコメントしました。


雇用クリーンプランナー(KCP)の視点──「勝利の影」に潜む沈黙の構造を断つ

スポーツ強豪校におけるいじめは、「結果を出すための沈黙構造」が温床になりやすい問題です。
KCPは、競技文化の健全化には以下の三点が不可欠だと考えます。

① チーム内人権教育の常設化

勝利至上主義を是正し、人間尊重の教育を競技指導と並行して実施する。

② 第三者機関による調査と情報公開

内部調査にとどまらず、独立した外部委員会による検証を義務づける。

③ 被害者支援と再発防止の仕組み

被害者への心理的ケアと復帰支援を制度化し、学校全体の対話文化を育てる。


「強さ」と「やさしさ」が両立するチーム文化へ

いじめを許す空気の中で、本当の強さは育ちません。
競技力と同時に、人としての成熟を育てることが、教育としてのスポーツの使命です。
KCPは、すべての学校・部活動が「強さ」と「やさしさ」を両立できる環境づくりを支援していきます。

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