2025.09.25
パナソニックが希望退職募集──退職金1000万円上乗せならどうする?急増する早期退職の選択肢
【出典】Yahoo!ニュースエキスパート(2025年9月25日配信)
パナソニックが希望退職募る あなたの会社で「退職金1000万円上乗せ」と募集があったらどうする?
早期退職募集が急増
パナソニックホールディングスは10月1日から31日まで希望退職を募集すると発表しました。東京商工リサーチによると、2025年1〜8月に上場企業が募集した早期・希望退職者はすでに1万人を超え、前年1年間の水準を上回っています。かつては業績不振企業が中心でしたが、いまや大手や業績好調な企業でも「人員整理」「構造改革」の一環として実施されるケースが増えています。
割増退職金の魅力と落とし穴
早期退職の最大の特徴は「割増退職金」です。体力のある大企業では年収の2〜4年分を上乗せすることもあり、退職金1000万円以上の提示も珍しくありません。一方で注意すべきは、その後の生活設計です。仮に2年分の給与をまとめてもらっても、無職のまま2年過ごせば資金は底をつきます。本来の退職金は老後資金に充てるべきものであり、安易に消費すれば将来の生活を圧迫しかねません。
誰にとって「チャンス」か
・転職先が決まっている人
・独立や起業の準備を進めている人
・倒産リスクの高い会社に勤めている人
こうした場合には、早期退職は大きなチャンスになります。逆に、ノープランで「割増金があるから辞める」という判断は危険です。希望退職は強制ではないため、慎重に比較検討することが求められます。
雇用クリーンプランナーの視点から
希望退職の募集は「制度」と「個人のキャリア選択」の狭間にあります。
・企業は制度設計で公平性と納得感を示すこと
・労働者は短期的な金額ではなく長期的な生活設計で判断すること
・制度を通じて「退職後の支援」まで示せるかが、企業の信頼を左右する
雇用クリーンプランナー(KCP)の立場からは、希望退職を単なる人員整理ではなく「新しいキャリアを後押しする仕組み」として位置づける視点が重要です。
まとめ──「上乗せ金額」より「その後の設計」を
退職金1000万円上乗せという言葉には強い魅力があります。しかし重要なのは、その後の働き方や人生設計です。あなたなら「退職金上乗せ」をどう受け止めますか?短期的なメリットではなく、中長期のキャリアと生活を見据えた判断こそが、これからの働き方に求められています。
