2025.11.06
コロプラ、早期退職者70人を募集──主力ゲーム事業が営業赤字、厳しい市場環境で人員整理へ
【出典】Yahoo!ニュース(2025年11月5日配信)
コロプラ、早期退職者を募集へ 主力事業で営業赤字 「モバイルゲーム市場環境、年々厳しく」
モバイルゲーム市場の低迷で人員整理、70人を対象に早期退職募集
コロプラは5日、業績悪化を受けて70人規模の早期退職者募集を実施すると発表しました。
同社はこれを「キャリア転進支援制度」として実施し、対象は26歳以上の正社員。
募集期間は11月24日~12月12日で、退職日は2026年1月31日。
退職者には特別退職金と再就職支援を提供するとしています。
主力ゲーム事業が営業赤字、新作ヒット創出に苦戦
コロプラは「モバイルゲーム市場の競争激化で新作ヒットの創出が年々難しくなっている」と説明。
2025年9月期のエンターテインメント事業は営業赤字1億8,000万円に転落しました。
全体の売上高は259億3,300万円(前年同期比0.2%減)、純利益は3億600万円の赤字。
今回の制度に伴う特別損失として約2億1,000万円を2026年9月期第1四半期に計上予定です。
人材再配置の波、ゲーム業界全体に拡大
国内モバイルゲーム業界では、開発コスト上昇と市場成熟化による収益構造の変化が進んでいます。
他社でも早期退職や新規採用抑制など、再編の動きが相次いでいます。
ヒット依存型からIP活用・海外展開・生成AI導入など、事業構造の転換が急務となっています。
雇用クリーンプランナー(KCP)の視点──「再編=リストラ」ではないキャリア支援を
KCPは、今回の人員整理を「持続可能な再構築」と捉えるか、「単なる削減」とするかは企業の姿勢次第だと指摘します。
今後、企業と従業員の双方に求められるのは、“再出発を支える制度設計”です。
① キャリア転進支援の実効性を高める
再就職支援を「形だけ」にせず、業界横断でのマッチングや教育機会を提供する。
② 社内リスキリングと配置転換の推進
離職前に社内の新規事業や新技術領域へのスキル転換を促す制度を整備する。
③ 企業の人材戦略を“削減”から“育成”へ
短期的なコスト削減ではなく、中長期の人材投資に転換し、社員の納得感を高める。
人を減らす経営から、人を育てる経営へ
企業再編の本質は「人を切る」ことではなく、「人を生かす」ことにあります。
早期退職をきっかけに、社員が新たなキャリアを描ける支援体制を整えることこそ、企業の信頼を守る第一歩。
KCPは、再編の痛みを希望の転機に変える人事・制度設計を支援していきます。
