2025.09.27

東邦高校サッカー部で顧問処分──部員への暴行を止めず「体罰見過ごし」

【出典】毎日新聞(2025年9月27日配信)
東邦高、男子サッカー部顧問を処分 下宿先男性の部員暴行を止めず

強豪サッカー部での暴行と顧問の不作為

名古屋市名東区の私立東邦高校男子サッカー部で、部員3人が下宿先の男性から暴行を受けた際、顧問の男性教諭が止めず見過ごしたとして、学校から無期限の指導停止処分を受けていたことが分かりました。被害にあった部員3人は転校や転出の手続きを進めており、強豪校サッカー部を揺るがす事態となっています。

下宿先での暴行の詳細

事件は5月中旬の夜に発生。1年生部員が下宿先で、アパート所有者の男性から足蹴りや髪をつかむなどの暴行を受けました。他の部員2人も頭をたたかれる被害に遭いましたが、その場にいた顧問は止めることなく傍観していたとされます。この下宿先は顧問があっせんしたもので、男性は食事の世話なども担っていました。部員が集合時間に遅れたことから生活指導を行っていた際、男性が「大人をなめるな」と言いながら暴力に及んだということです。

学校の対応と顧問の釈明

学校の調査に対し、男性は「寸止めだった」と釈明し、顧問も「普段から面倒を見てくれていたので信頼していた」と説明しました。しかし、部員らが「恐怖を感じた」と証言したことから学校は「体罰」と認定。顧問が部員を守らなかった責任を重く見て処分を決定しました。さらに調査の過程で外部コーチによる不適切発言も判明し、指導から外されています。

雇用クリーンプランナーの視点から

今回の事案は「体罰を直接行ったか否か」だけでなく、「加害行為を止めずに放置した」点が大きな問題です。
・権威ある立場の大人が沈黙することで暴力を黙認した構造
・部員と指導者の間にある圧倒的な力の不均衡
・「信頼していた」という理由で安全配慮義務を放棄した責任

雇用クリーンプランナー(KCP)の観点からは、学校や部活動でも「安全配慮義務」は厳格に求められるべきであり、第三者による暴力を看過した時点で責任が発生します。

まとめ──「見過ごし」もまた暴力

東邦高校サッカー部の問題は、「直接手を出さなくても見過ごすことが加害に等しい」という事実を浮き彫りにしました。教育の場で暴力を防ぐには、現場の全員が「止める責任」を共有する必要があります。あなたの職場や組織でも、問題行為を「見て見ぬふり」していませんか。沈黙や傍観が被害を拡大させることを忘れてはなりません。

お申し込みはこちら